星と野の源の話をしよう

くだらないの中にある愛を探しながら

星野源「アイデア」を勝手に語る

 アイデア

 

アイデア

 

 4月、アイデアを初めて聴いた時、星野源ってやっぱりすごいなと思った。

 

おはよう 世の中

 

この人は、有機物も無機物も関係なくすべてのものに平等な人だと思った。

 

星野源のそういうところが好きだなと思った。

 

半分、青い。が始まった時から、2番はどんな歌詞だろうって想像して、ずっと楽しみにしてた。

 

おはよう 真夜中

 

そう来たか!と思ったけど、すぐに気づいた。

そうだった、この人は、夜が好きな人だった。夜を愛する人だった。

 

おはようと真夜中、正反対の言葉かと思いきや真夜中が真夜中になる時、その時は、真夜中にとっては「おはよう」なんだ。

 

おはようは朝だけの言葉じゃなかったのか。

 

世の中の常識?あたりまえ?思い込み?をひっくり返した。

やっぱり星野源はすごい。

 

1番はすごく爽やかで朝ドラにぴったりで、みんなが自分の味方で背中を押してくれるような。

 

2番に入った途端に色気を出してくる。真夜中にぴったりになる。独りのようで、でも優しく抱きしめてくれるような。

 

全然違うけどどっちも優しい。

1番から2番へ違和感なくそれをやってのけてしまう。

 

朝ドラの主題歌で、当分は1番しか流れないとわかってたから、狙ってたんだろうなと思う。憎い。まんまとやられた。

 

数ヶ月1番だけを聞かされ続けた私たちは、きっと2番もこんな感じの雰囲気で行くのだろうと刷り込まれてた。

 

それをいい意味で裏切ってきた。

 

1番をあれだけ聞かせておいて、アイデアってこういう曲って思わせておいて、2番に入った途端に真夜中。

 

 1番の明るさとか爽やかさとか全然残ってない。

全然引きずってない。

すごく自然に真夜中にいる。同じ曲なのに。

 

落差がすごい。この落差が星野源のすごさ。

 

1日の始まりを明るくしてくれる1番、2番はシックでクールで大人の雰囲気、星野源人間性をそのまま表したような、そんな曲だと思った。こんな曲、星野源にしか作れない。

 

MVは、Yellow Dancer、恋、Family Songドラえもん、そしてアイデア

今までの星野源の歩み。まさに星野源Continuesを表していて。

 

恋、Family Songドラえもん、そのどのPVを取っても完全な、完成された世界観があった。

 

それがとても美しかったのだけど、

 

でも今回は今までの世界観を壊して、その外側、いわば、本当の世界をさらけ出すっていう逆説的な世界観。またまた憎い。

 

新しい白と赤のストライプは何を表しているんだろう。ストレートに紅白、、かな?

 

それにしても振り付けを三浦大知に依頼できてしまう星野源がすごい。

 

星野源の周りには人が集まる、人を惹きつける、それが星野源

 

そしてさすが三浦大知、振り付けがめちゃくちゃかっこいい。

 

静と動のキレがすごい。まさに三浦大知らしさの溢れた振り付け。

 

ちょっとまだMUSICA読めてないので、今夜にでも読みたいと思います。

 

(ちなみに、MVで源さんがセグウェイ乗ったシーンは、ただただ源さんがセグウェイに乗りたかっただけだと思ってる。)

 

 

アンナチュラルまとめ

アンナチュラル終わっちゃった。
今日は祝日でお仕事お休みだったので朝からアンナチュラル見直して1日が終わりました。

 

最終回(2回目)見てから、1話に戻ってまた最終回まで1周。

全話の中で4話が一番泣ける。

 

Lemonの流れるタイミングももちろん最高だけど、「幸せだといいな。こいつらが大人になった時、幸せだといいな。」で涙腺崩壊する。

 

本当にみんな幸せになってほしいと思ってしまう。

 

ていうか、本当に野木さんすごいなぁ。
過去話が最終回に繋がりまくってて鳥肌。

 

1話
「ウォーキングできないデッド」
エチレングリコール」「甘い」
フグの毒は通常の薬毒物検査では検出されない
中堂「敵はなんだ」ミコト「不条理な死」
「法医学は未来のための仕事」

最終回
東海林「ウォーキングできないデッドの国かぁ〜」で高瀬の殺人を立証。
解毒剤が実はエチレングリコールだと六郎が推理。
中堂「殺人犯を殺人で裁けない。これ以上の不条理があるか」
六郎「法医学は未来のための仕事!」

 

2話
中堂「そいつは今頃犯罪者になってるかもな。絶望するには十分だ」
ミコト「絶望するくらいなら美味しいもの食べて寝るかな」

最終回
ミコト「不条理なことをされた人が自分の人生を手放して同じように不条理なことをしてしまったら負けじゃないんですか。私を絶望させないでください。」
ミコト「絶望する暇がない」

 

3話
白いものも黒くする烏田さん
感情的になってしまい言い負かされたミコト
「とりあえずは法医学の勝利でいいの」

最終回
中堂「黒い物も黒くしてくれるんだろうな」
高瀬を感情的にさせて自白を引き出した。
法医学とミコトの勝利。

 

5話
ミコト「同情なんてされたくない」
ミコト「同情なんてしない、絶対に」(対中堂)

ミコト「貴方の孤独に心から同情します」(対高瀬)

 

*

 

火事唯一の生存者の高瀬が中堂さんが探し求めていた犯人だったのには驚き。


三郎(9番)は高瀬を助けたことで、26人の被害者とその遺族を救ったんだね。
ろくでなしなんかじゃない。消防士だったお父さんに教えてもらった救助方法で家と仲間を救おうとした最高の息子。

 

ミコトは自分が不条理な目に遭ったからこそ、同情されることが高瀬にとって最もされたくないことだとわかってた。だから最後に高瀬を煽りまくって自白を引き出した。すっごいかっこよかったよ、ミコト。

 

あの時のミコトの軽蔑の目、高瀬を哀れむ目がすごく良かった。


あと3話ではあんなにバチバチだった烏田と共同戦線張って戦った感じは高まるよねー。


最後にミコトのアイコンタクトで
「ん、三澄先生、他にもなにか言いたいことが?」って振ってミコトの口撃が始まったのもかっこよかった。

 

*

 

最初の頃に書いたけど、アンナチュラルにとって食べるシーンはとても重要で、ミコトにとっては食べることは生きること。

 

絶望しないために、明日を生きるためにミコトは食べてきた。それが最終回までしっかり表現されてたね。

 

ミコトにとって、三澄の家は帰る場所であり弱音を吐ける場所。いつも三澄の家でのシーンは食べてるシーンで、それがミコトにとって三澄の家がいかに大切で、生きるために必要かを表してた。

 

*

 

神倉さんもすごいかっこよかったなー。

烏田「高瀬を殺人で裁けなくてもいいんですか!」

神倉「それはそちらの仕事でしょう!
うちはうちの仕事をきっちりやってるんです!
責任転嫁しないでいただきたい!」

 

神倉「職員一人に背負わせて知らぬ存ぜぬではできません!」

 

こんな上司いないよ?
責任取りたくない何もできない上司の下で働いている私としてはこんな上司の下で働きたいものです。

 

東海林「補助金カット?」
神倉「されちゃうかなぁ」

 

啖呵切っちゃうくせにそれでいてかわいい神倉さん。

 

*

 

そして最終回は窪田くんも見せ場たくさんあったね。

 

スパイだとバレた時の演技は圧巻だった。
「すみません、、、」の声の震え方。
そこからの告白。


UDIメンバーが好きでUDIが好きで、本当に役に立ちたかったのに。だからこそ苦しかったよね。

 

東海林の涙もミコトの涙も切なかったな。
辞めてから夕希子のお父さんをUDIに連れてきた時、UDIの中まで入ろうとしない六郎に東海林がかけた精一杯の優しい言葉「入んなよ」
東海林のそういうところ大好きだよ。

 

夕希子の記事が出た時に怒ってた窪田くんよかった。
静かに怒ってる時の窪田くんの演技好きだなぁ。

 

「このままじゃ終われません」

 

この言葉の通り、最後にちゃんと窪田くんが自分の正義を貫いた時の柔らかい表情もよかった。
真実の記事を書いてもらうためのリークだったね。

 

あとあと、最終回もちゃんと窪田くんのバイクシーン入れてくれて本当に制作チームの方々には感謝しかないです。

 

最後UDIラボにみんなが戻ってくるシーンも、六郎の、というか窪田くんへの愛情がすごく伝わってきて幸せな気持ちになった。

アンナチュラルにとってテーマというか根底にある「法医学は未来のための仕事」このセリフを窪田くんがラストシーンに言うっていうのが窪田ファンとしてはとても嬉しかったです。

 

*

 

「墓の場所すら教えなかった。心の中で何度も彼を殺した。」
中堂さんも夕希子のお父さんもずっと闇の中を生きてきたんだよね。
ずっとずっと苦しくて、助けを求めたくて。

 

このお墓の場所を教えてないっていうのが、最後まで証拠が見つからないことと、宍戸にあんなことすることに繋がってくんだよね。

 

中堂さんと宍戸の戦い?のシーンはずっとドキドキしてすごい展開だった。

 

宍戸が解毒剤飲んじゃったのに証拠が硫酸でダメになって、中堂さんの宍戸を見る目が本当に殺意に満ちてて、あ、このままだと中堂さん人殺しちゃうって思った。

 

でもその後実は解毒剤が本命ってわかって宍戸が倒れた時はうわーーーまじかーーーってなんかもう大混乱。(語彙力)


宍戸はクズだからこいつはどうでもいい!って思ったけど、中堂さんが人殺しになるのは嫌だって。
ミコトの説得も、六郎の推理もドキドキしながら見て。

 

「こいつが自分で飲んだ。ゆっくり苦しみながら死んでいけ。」

これは中堂さんの本音だったんだろうな。


中堂さんはずっと犯人を殺したかった。報復したかった。
「殺した奴は殺される覚悟をするべきだ」
「思いを遂げられて本望じゃないか」

 

そう思ってた中堂さんの心を溶かしたのはミコトの言葉。

ミコトと六郎がいてくれてよかった。
暗闇の中から中堂さんを連れ出してくれるUDIの仲間がいてくれてよかった。

 

余談だけど、ミコトと中堂さんが電話してて、嘘の診断書出せませんでした。って言った後の

 

「だろうな。
お前はそういうやつだ」

 

これ最高に好き。
こういうのすごい好き。
個人的に言われたいセリフベスト10笑

 

「二匹のカバが一緒に旅をする話」
「でもいつかまた二匹に戻って一緒に旅するんですよ」
夕希子の旅は終わったけど貴方は生きてください」

 

中堂さん、中堂さんは許されたんだよ。
生きていいんだよ。
幸せになってください。 

 

全然関係ないけど、結局、木林さんはただただお金が大好きな葬儀屋さんだったのかな。笑
スキップかわいかった。

 

続編これ期待していいよね。
ぜひ続編希望だから、Blu-ray予約しようと思います。

 

本当に今期どころが今年1のドラマになりそうな予感。まだ3月だけど。
大満足。ほんとうに心から大満足。

 

アンナチュラルは終わったけどまだまだLemon毎日聴いております。全然飽きない。素晴らしい名曲だ。

 

ロスというよりもアンナチュラルはずっと残りそう。

8話/9話ダイジェストを見ながらつらつら。

(中)会いたいって思いが死者に会わせるなら、
俺は思いが足りないんだな

(ミ)会いたいですか

(中)ああ
会って聞く
お前を殺したクソ野郎は誰なんだ

 

野木さんの書く台詞がすごく好きだ。


そしてキャラクターはみんなすごく人間臭くてとても魅力がある。生き生きしてる。

 

キャスティング素晴らしすぎるんだよな、、、

すごく好み。

UDIラボのみんなはもちろんのこと、毛利さんとか、宍戸さんとかもそうだしね、各話のゲスト俳優さんたちも素晴らしいよね。

 

8話でいったら11番さん(三郎)の元消防士のお父さん役の息子を失った無念さ、怒り、悔しさの演技。

 

「覚えとったんやな、三郎」

 

この一言に込められた深い愛情が苦しいけど美しかった。

 

一つ前に書いたんだけどね、Lemonはやっぱり中堂さんの歌だったって。

 

でもさ、毎話毎話ね、その回の人の歌なんだって思う。

 

夢ならばどれほどよかったでしょう

って

大切な人を突然失ったら、

受け止めきれない現実が立ちはだかったら

誰もが思う。

 

このワンフレーズから始まるLemonの凄さ。

 

 

 

 

 

 

 

やっぱりLemonは中堂さんの歌だった。

9話。

 

まさか中堂さんと糀谷ユキコさんの過去編でLemonが流れるとは思っていなかったので、「夢ならば」とワンフレーズ流れた途端に胸が締め付けられた。

 

「夢ならばどれほどよかったでしょう」
「いまだにあなたのことを夢に見る」
「戻らない幸せがあることを 最後にあなたがおしえてくれた」
「きっともうこれ以上傷つくことなど ありはしないとわかっている」
「自分が思うより恋をしていたあなたに」
「あれから思うように 息ができない」
「あんなにそばにいたのに まるで嘘みたい」
「とても忘れられない それだけがすべて」
「あの日の悲しみさえ あの日の苦しみさえ そのすべてを愛していたあなたとともに」

 

全部が全部、中堂さんの心情を表しているみたい。

 

自分の愛する人が殺されて、その遺体を解剖する。
「きっともうこれ以上傷つくことなど ありはしないとわかっている」
そうであってくれ。

 

中堂さんはユキコさんの夢を見る。何度も何度もみる。
だけど幸せだった頃の夢じゃない。見るのは悪夢。
暗くて悲しい通りを歩く恋人。
いつも犯人の顔は見えない。

 

Lemonの歌詞ね、中堂さんの歌だとして勝手に解釈してみた。

 

「言えずに隠してた昏い過去もあなたがいなきゃ永遠に昏いまま」

この「あなた」はミコト。
昏い過去に囚われていた中堂さんをミコトが救うから。ミコトは中堂さんの新しい光。
もちろん中堂さんの本当の光はユキコさん。

 

「どこかであなたがいまわたしと同じような
涙にくれ淋しさの中にいるなら
わたしのことなどどうか忘れてください
そんなことを心から願うほどに
今でもあなたはわたしの光」

これは糀谷ユキコさんの気持ち。
「わたし」がユキコさん、「あなた」が中堂さん
突然殺されてしまったから、自分も悲しくて苦しい。
中堂さんもきっと涙にくれ淋しさの中にいるのだろうなと。

(本当はそれだけじゃなくて憎しみや怒りもあって
それが今の中堂さんを支えているのだけど)

でもわたしのことは忘れて、幸せになって。
ユキコさんの愛情。
ユキコさんにとっても中堂さんは光だった。

 

それにしても今回も怒涛の展開。

 

Asunderの意味がわからなくてググって「バラバラ」って表示された時は鳥肌だった。

 

AからZまで26、、、
26人も若い女性が犠牲になったということ?

 

しかもまさか8話で助けられたあの人が?
そこに繋がるのか!とまた鳥肌。

 

8話で神倉さんが言った、「死ぬのにいい人も悪い人もない、たまたま命を落とし、私たちはたまたま生きている」


これが9話の伏線だったとは。
伏線がなくともグッとくる台詞が、9話に繋がってくるって野木さんやっぱりすごい。

 

たまたま助けられてたまたま生きのびた人が、狂った殺人鬼だった。そしてまた殺人を繰り返し、最後の「A」を完遂してしまった。
人生の歯車って。
バタフライエフェクト

 

ところで宍戸さんは、一体何者なんだ。
アルファベット殺人を明らかに知っていて、殺人鬼とも面識があった。
アルファベットのカレンダー前で写真撮影まで。
次回が気になって気になって仕方ない。
でももう少しでアンナチュラル終わってしまうね。
嫌だなぁ。
これは続編希望。

 

次回はUDIラボの危機的展開になりそうだけど、
それを乗り越えれば続編も夢じゃないよね?

 

あと次回はとうとう六郎の裏切りが判明してしまいそうだったね。
もっと早くバレるかと思ってたけど意外と最後のクライマックスまできたね。

 

というか、六郎がUDIラボとメンバーを裏切っていて、宍戸さんと繋がっていたからこそ、宍戸さんに「F」っていうヒントがもらえて、ギ酸、ホルマリンに気づけたわけで、結果的にユキコさんの犯人に結びついたわけで、実は六郎がアンナチュラルというドラマの展開の鍵を握ってたっていう、六郎はいじられ担当でも、パシリでも何でもなく、実はすごい重要な役どころだったっていうまた鳥肌レベルの伏線があって、本当になんてドラマなんでしょうか。

 

何個か前の感想で、六郎は記事書くのやめればいいのに、とか、六郎の展開を入れることで結果的にミステリー要素が薄まるんじゃないかとか、色々書いた自分が恥ずかしい。
六郎の裏切りがアンナチュラルにとってこんなに大事など真ん中にあったとは。
反省。

 

来週の金曜は早くきて欲しいようなずっと来ないで欲しいようなそんな気持ち。

 

 

 

 

アンナチュラル7話の感想少しとアンナチュラルの魅力について考えた

 

今期最高傑作とも言われるアンナチュラル。
先週の7話もとてもよかった。

 

私の中でももちろん今期1番だけど意外と私の周りはアンナチュラル見てない人だらけで、アンナチュラル談義したくても相手がいない、、、。
みんなに見て欲しいのに。

 

だから私は密かにアンナチュラル布教活動してるんだけど笑
先輩が先週の7話をTVerで見てくれたみたいで感想くれた。そしたら、

 

血出る
暗い
胸糞

 

とまぁ見事にボロクソ三拍子な感想でびっくり。

 

血出るのは認める、というか7話はドラマ最大級の血の量だったからそれはごめんなさい。
だけどいやいや待てと。
アンナチュラルが暗い胸糞ドラマ?
冗談じゃない。

 

どの回だって必ず救いがある。
それがアンナチュラルの素晴らしいところなんだよ!

 

高野島さんがやっぱりMERS持ち込んだ張本人で死してもなお世間から叩かれ続けて、鈴木さんが犯人を刺し殺して殺人犯になって、Sくんが未来を諦めて配信中に自殺したらそれは胸糞と言っていい。

 

でも違うじゃん。
みんなUDIラボに、中堂さんに、ミコトに救われた。

 

大切な人を失った悲しみはとてつもない。
でもどうして死んでしまったのか真実を知ることで前に進める。
それをミコトも中堂さんも心底わかってるから。

 

アンナチュラルというドラマは
とても悲しいけれど
重いけれど
救いはある。
未来に光はある。

 

だからこそ「夢ならばどれほどよかったでしょう」が胸に鋭く刺さるんだよ。

 

だからこそ7話中堂さんの「許されるように生きろ」からのLemonが憎いくらいに美しく響くんだ。

 

視聴者は「夢ならばどれほどよかったでしょう」に心から共感するし、悲しみを背負った人たちの未来がきっと幸せでありますようにって願ってしまう。

 

アンナチュラルはそんなドラマ。
胸糞だなんて言わないで。

 

でもこんなにも素晴らしいドラマでも、見る人によっては魅力がわからないただ暗いだけのドラマになってしまうこともあるんだなぁと。
誰でも1話でも見ればアンナチュラルの良さが必ず伝わる!と思い込んでいたのは私の過信だったなと少し反省。

 

カラッと明るいドラマが好みの人には合わないんだろうね、たとえ救いがあったとしても悲しさはどうしてもつきまとうから。


私は明るいドラマも好きなんだけど、アンナチュラルみたいな、暗さ悲しさ重さのあるドラマも好きなんだよな。なんていうか人間味があると思うから。

 

「悪いことは重なるなあ 苦しい日々は続くのだ」が胸に染みる時もある。(くせのうた/星野源)

 

ずっと光の中を歩いてきた安藤も好きだけど、過去に苦しんで悲しんで暗い道も歩いてきた成瀬くんを選ぶ杉下希美のような。(Nのために)

 

7話の終わりに中堂さんがまた可愛くて、協力要請という名の命令にミコトが「りょーかい!」と応じて、8話からいよいよ金魚の謎が動き出しそう。

 

私は誰よりも中堂さんに幸せになってほしい。中堂さんにも、許されるように生きてほしい。

 

 

アンナチュラル5話観たから感想かいた

3話と4話、書き損ねました。

 

とりあえず5話観たから感想かく。

 

今回のゲスト俳優(泉澤祐希さん)は表参道高校合唱部から注目してた俳優さんでした。あの時は高校生役だったからすごく若いイメージだったけど、24歳でした。

 

今回もlemonの流れるタイミング神がかってた。4話も神がかってたけど、

「夢ならばどれほどよかったでしょう」

本当に胸に刺さる歌詞。

 

3/14発売って遅すぎるだろ!ドラえもんより後って、、、待てるかーーー!って思ってたけど2/14に先行配信ですってね。

秒でダウンロードします。

 

久部が言ってたね。

「鈴木さんは彼女のことめちゃくちゃ好きだった」

「人生全部だった」

 

もしもそれくらい大切な人が突然いなくなって、それが殺人で、犯人が分かったんだとしたら、私も鈴木さんと同じことをするかもしれない。鈴木さんを責められない。

 

ミコトが叫んだ「まだ間に合うから」

鈴木さんが返した「何が間に合う?果歩はもう死んだ」

 

鈴木さんにとっては、彼女のいない世界になってしまった時点でもうなにも間に合わない。何も未練ないんだよ。

 

中堂さんは自分と同じ境遇の鈴木さんを自分と同じ人生にはしたくなかったんだよね。

中堂さんは今もずっと苦しくて、きっと報復したいんだ。それが今の中堂さんが生きる理由。

 

だから報復するってわかってて、わかってたからこそ鈴木さんにすぐに真実を伝えた。

 

きっと、俺の代わりに想いを遂げてくれ。っていう気持ちだった。

 

鈴木さんを犯罪者にしたくないっていうミコトの気持ちもめちゃくちゃわかるけど、ミコトが言ってた「倫理と感情の狭間」だよなぁと。

 

ミコトとしては鈴木さんの明るい未来のために今回調べたわけで、人殺しにするためじゃなかったのに結果そうなってしまった、そう導いた中堂さんが許せない。

 

ミコトも中堂さんも大切な人を失ってるという点では共通点があるけど、ミコトは犯人もわかっていて、今のお母さんのおかげで気持ちの整理もついてる(家でのシーン)、中堂さんは何もわからない答えのない問いの中に今もいる。

 

その違いが今回の考え方の違いに現れてるんだろうなぁと。

 

ミコトが家で言った「同情なんてされたくない」、中堂さんに言った「同情なんてしない」
これはミコトとしては最大の譲歩であり思いやりなんだろうなと思った。


今回の結末は、ミコトはやっぱり納得できないし中堂さんのしたことは受け入れられない。
同じ法医学者としてはUDIから出てってほしい。

 

でも倫理と感情の狭間で悩んで、中堂さんを救いたい気持ちはあるんだよ、きっと。

 

問い詰めるミコトに中堂さんが言った「想いが遂げられて本望だろ」が今回最も重いセリフだと思った。中堂さんの苦しみが。

 

それでもやっぱり鈴木さんが殺人者にならなくてよかった。殺人罪じゃなくて殺人未遂になってよかった。鈴木さんの未来のために、これからの人生のために。

 

果歩を殺した女の殺害動機があまりにリアルというか人間臭いよね。

「なんであんな女が、私より幸せなのよ。」

 

クソみたいな嫉妬。

こんな殺害動機、鈴木さんにとっては最も苦しい理由だよ。

 

幸せにしたくて、ずっと守りたくて、そうやって愛してきたのに、そして2人は確実に幸せだった。

それが大切な人を奪われた理由だなんて。

こんなやりきれないことないよ。

 

だけど、あの女は助かってよかった。陳腐な言い方だけど、殺した女は生きて罪を償うべきだと思うから。

鈴木さん、果歩さんのいない世界だけど、それでもどうか、穏やかで幸せでありますように。

  

というわけで、以下個人的に好きだったシーン。(中堂さん好きすぎ注意)

 

「なんで坂本は辞めたんだ」とブチ切れる中堂さん。

 

屁理屈こねて肺しまわなかった中堂さん。

 

ミコトに無理やり「協力要請」させられた中堂さん。(かわいいよお)

 

中堂さんの部屋で顕微鏡とにらめっこしてるときに、東海林と久部が飲み始めて騒いでるのを見ながらまったく、、、って感じで優しく微笑んだ中堂さん。

 

部屋ぐちゃぐちゃにした東海林と久部にぶつぶつ文句言いながらテキパキゴミ片付けてる中堂さん。

 

翌朝ミコトが中堂さんの彼女が書いた絵本読んでる時にナチュラルにミコトにもコーヒー入れてあげてた中堂さん。(なにそれずるい)

 

本の話する時、優しい声と表情なのずるい。

 

ミコトが「何か出来ることは、、、」って聞いた時の「今やってる」って返した優しい声と優しい表情なのずるい。

 

雪が舞う空を切なげに見上げる中堂さん。このシーンはなんだろう。美しすぎた。哀しいとか、寂しいとか、苦しいってなんでこんなに美しいんだろう。今回のハイライトシーンです。

 

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ああ、中堂さん幸せになってほしいよ。中堂さんが愛した人はどんな人だったんだろう。

彼女にだけめちゃくちゃ優しいのかな、あの優しい表情で見つめるのかな。(妄想)

 

ていうか井浦新、神ですか?

恐ろしいもうほんと。

 

今回は久部のバイクシーンなかったね〜

次回に期待。

 

赤ニット着てたとき腕まくりしてて最高でしたよ。腕まくり男子最高だよ〜

 

前から(Nのためにの時から/写真参照)思ってたけど窪田くんって赤似合うよねー。あと青も似合うよね。

てかなんでも似合うけどね。(結局)

顔ちっちゃすぎるよね。

 

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顕微鏡持って来たときの「めっちゃ泥棒っぽいんですけどね」って不満ちょろっとぶっこむのががかわいいよね、かわいいよ六郎。

 

ミコトと中堂さんが付き合ってるって勘違い六郎かわいいねーおめでとうってw

付き合ってるわけじゃないとわかったらニヤニヤしちゃってさ。

でも六郎にミコトは難しいんじゃないかな?笑

 

ところで久部は、うーん、記者になりたいのかなぁ。

地雷にしか思えないよね、ここまで来てUDIのみんな裏切っちゃうの?っていう。
まぁフラグ立ちまくってるからこの後嵐がくるんだろうけど。


でも、今までの回を見ても久部の裏の顔?の設定なくてもストーリーとして十分成り立ってるのにここからまだ久部裏ストーリー入ってくる?って感じがするんだよな。

 

これだと尺足りなくて、今までの濃厚なミステリー要素が薄まるとしたらもったいないなーと思い始めている。

 

まぁでもきっとこんな心配も裏切ってくれるよねーまた来週が楽しみです!

 

2/14追記

Lemon先行配信の日程間違えてた!

2/12でしたね。

ダウンロードしてからずっと聴いてます。

アンナチュラル2話見たから感想書いた。

いやー窪田くんはまり役ですよ。

ある種、UDIで最も異質かつ外れた存在なのがいい味出してる。

 

そしてアンナチュラルの制作様には、毎回窪田くんのバイクシーンを入れてくださって感謝しかない。以前のHONDAのCMが思い出されるね。

 

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 毎回後ろに石原さとみという美女が乗ってるのも画的に最上ですよねー。

 

次回からも見られますように。

 

ストーリーはやっぱ素晴らしいね。

シンプルな展開じゃなくてかならず視聴者にサプライズがあるのが素晴らしい。

 

ミケちゃんが最後まで身元不明ってところは悲しかったけど、、、名前も何も知らなくても花ちゃんにとっては生きる支えだったんだね。そしてこれからも生きる意味になるんだね。きっと白夜を見に行くんでしょう。

 

ところで、冷凍車に閉じ込められてたシーンって本当に寒かったのかなぁ。ほんとに2人ともまつげ凍ってたように見えて本当にとても寒そうでした。

 

てか、そこで、石原さとみが凍えて文字書けないシーンで窪田くんが石原さとみの手を両手で暖めようとするシーンで不覚にもキュンとしてしまった。命の危機のシーンなのにすんません。でもされたい←

 

冷凍車のシーンは全部よかったなぁ。

石原さとみ窪田正孝もどっちの演技もよかった。

ミコトと久部の関係性がよかったね。

 

あ、そうだ、最後ミコトが中堂さんにお礼と焼肉のお誘いした時のやりとりが最高だったね。

 

「俺に感謝してるのか?」

「なら話しかけるな」

 

井浦新最高かよ、、、。

イケメンに冷たくされるの最高。

 

ミコトが車の中から助けを求めてからの中堂も冷静なフリしながら頭はフル回転してる感じがめちゃくちゃかっこよかったです。

 

あ、あとねー、ポンコツ刑事コンビっていう立ち位置なのかな?あの2人いいよね、大倉さんともう1人あの俳優さんどなただろう。吉田ウーロン太さんでした(調べた)

 

「ゆきおとこのい、、、」

「え?」

「い!」

「え?」

「え、いえ?」

「え、いえ?」

「「いえ!!」」

みたいな流れ、好きだった。

相棒のいたみんと芹沢みたいな可愛さがあったよね。

相棒も大好きだから、ふふってなった。

 

いやーほんとこのドラマすき。

早く来週の金曜日こーい!