星と野の源の話をしよう

くだらないの中にある愛を探しながら

四宮春樹を冷酷と言った貴方へ

http://a.excite.co.jp/News/entertainment_g/20171104/Taishu_30044.html

この記事を読んでどうしても言いたいことがある。

源さん演じる、しのりんこと四宮春樹からいいひとオーラが漏れちゃってるという内容。

 

物申したいのは記事の終盤のこの部分。以下抜粋。

 

【『逃げ恥』で星野が演じた津崎平匡は、日本中の女性に癒しを振りまきましたし、星野自体も『NHK紅白歌合戦』で国民的歌手として大活躍。そのイメージが強いですから、これまでどおりの冷酷な四宮を演じるのは無理な話なのかもしれません」(テレビ誌ライター)】

 

大事なことなので2度抜粋しますね。

 

【「これまでどおりの冷酷な四宮を演じるのは無理な話なのかもしれません」(テレビ誌ライター)」】

 

このライターは一体なにを言っているのだろうと。
いや、きっとこのライターはコウノドリ1をろくに見てないし、星野源をろくに知らないのだろうと。

 

たしかに、逃げ恥はコウノドリ1のあとに放送されたドラマだし、恋とかFamily Songとかを音楽番組で披露する源さんも見てればよく笑うしよく喋るし四宮とは違うよね。

 

で、そのイメージが強すぎて四宮を演じきれてないって?無理かもしれないって、仕方ないって?

 

今すぐコウノドリ1を見直せ。最初から最後まで。

 

1の頃の四宮は冷たい言い方しかできなかった。それは過去のトラウマのせい。妊婦さんに近づきすぎた結果起こってしまった悲劇のせい。自分にとっても妊婦さんと赤ちゃんにとっても冷たく接するのが最善だと思ってた。

 

でも少しずつ変わっていった。

ぽろっと下屋を褒めてあげたり。

1の最終話では笑顔を見せてたよね。

 

2はそこから2年後の話なんだよ。わかる?

 

1の間に変わったしのりんは2年間でもっと変わったんだよ。

 

そもそも、四宮は「冷酷」じゃない。どこをどう見たら四宮が冷酷な人間に見えるの?

 

言葉足らずで表現が下手くそでうまく伝わらないだけで、しのりんはいつだって母体と赤ちゃんの無事と健康を考えてる。いつでも最善を考えて、最善尽くそうとしてる。サクラやみんなとぶつかりもするけど、みんな想いは同じで、赤ちゃんが無事に生まれること、お母さんに何事もなく、無事で赤ちゃんを抱けること。しのりんもみんなもそのために最善を尽くしてる。

 

2のしのりんは1から大きく変わった思う。
伝えられるようになった。

 

1の頃は、「何かあったらいつでも来てください」なんて絶対に言わなかったし、ダメ夫に「手伝うじゃないだろ。あんたの子供だよ。」って説教することもなかった。

 

無事に産まれた赤ちゃんをNICUの外から眺めながら、サクラに「運が良かったな」って言った後に「サクラの母体と赤ちゃんを助けるっていう強い想いのおかげだろう」なんて労うこともなかった。

 

全部を抱え込んで苦しむサクラの肩に手を置いて「全部抱え込むな、サクラ」なんてことも言わなかった。

 

でも、しのりんの根幹は変わってないよ。ただ意識が変わって伝えられるようになっただけ。

それは演出であって、源さんの人柄で漏れてるわけじゃないし、源さんの演技力不足じゃない。

 

不足してんのはあんたらの読解力だよ。