星と野の源の話をしよう

くだらないの中にある愛を探しながら

やっぱりLemonは中堂さんの歌だった。

9話。

 

まさか中堂さんと糀谷ユキコさんの過去編でLemonが流れるとは思っていなかったので、「夢ならば」とワンフレーズ流れた途端に胸が締め付けられた。

 

「夢ならばどれほどよかったでしょう」
「いまだにあなたのことを夢に見る」
「戻らない幸せがあることを 最後にあなたがおしえてくれた」
「きっともうこれ以上傷つくことなど ありはしないとわかっている」
「自分が思うより恋をしていたあなたに」
「あれから思うように 息ができない」
「あんなにそばにいたのに まるで嘘みたい」
「とても忘れられない それだけがすべて」
「あの日の悲しみさえ あの日の苦しみさえ そのすべてを愛していたあなたとともに」

 

全部が全部、中堂さんの心情を表しているみたい。

 

自分の愛する人が殺されて、その遺体を解剖する。
「きっともうこれ以上傷つくことなど ありはしないとわかっている」
そうであってくれ。

 

中堂さんはユキコさんの夢を見る。何度も何度もみる。
だけど幸せだった頃の夢じゃない。見るのは悪夢。
暗くて悲しい通りを歩く恋人。
いつも犯人の顔は見えない。

 

Lemonの歌詞ね、中堂さんの歌だとして勝手に解釈してみた。

 

「言えずに隠してた昏い過去もあなたがいなきゃ永遠に昏いまま」

この「あなた」はミコト。
昏い過去に囚われていた中堂さんをミコトが救うから。ミコトは中堂さんの新しい光。
もちろん中堂さんの本当の光はユキコさん。

 

「どこかであなたがいまわたしと同じような
涙にくれ淋しさの中にいるなら
わたしのことなどどうか忘れてください
そんなことを心から願うほどに
今でもあなたはわたしの光」

これは糀谷ユキコさんの気持ち。
「わたし」がユキコさん、「あなた」が中堂さん
突然殺されてしまったから、自分も悲しくて苦しい。
中堂さんもきっと涙にくれ淋しさの中にいるのだろうなと。

(本当はそれだけじゃなくて憎しみや怒りもあって
それが今の中堂さんを支えているのだけど)

でもわたしのことは忘れて、幸せになって。
ユキコさんの愛情。
ユキコさんにとっても中堂さんは光だった。

 

それにしても今回も怒涛の展開。

 

Asunderの意味がわからなくてググって「バラバラ」って表示された時は鳥肌だった。

 

AからZまで26、、、
26人も若い女性が犠牲になったということ?

 

しかもまさか8話で助けられたあの人が?
そこに繋がるのか!とまた鳥肌。

 

8話で神倉さんが言った、「死ぬのにいい人も悪い人もない、たまたま命を落とし、私たちはたまたま生きている」


これが9話の伏線だったとは。
伏線がなくともグッとくる台詞が、9話に繋がってくるって野木さんやっぱりすごい。

 

たまたま助けられてたまたま生きのびた人が、狂った殺人鬼だった。そしてまた殺人を繰り返し、最後の「A」を完遂してしまった。
人生の歯車って。
バタフライエフェクト

 

ところで宍戸さんは、一体何者なんだ。
アルファベット殺人を明らかに知っていて、殺人鬼とも面識があった。
アルファベットのカレンダー前で写真撮影まで。
次回が気になって気になって仕方ない。
でももう少しでアンナチュラル終わってしまうね。
嫌だなぁ。
これは続編希望。

 

次回はUDIラボの危機的展開になりそうだけど、
それを乗り越えれば続編も夢じゃないよね?

 

あと次回はとうとう六郎の裏切りが判明してしまいそうだったね。
もっと早くバレるかと思ってたけど意外と最後のクライマックスまできたね。

 

というか、六郎がUDIラボとメンバーを裏切っていて、宍戸さんと繋がっていたからこそ、宍戸さんに「F」っていうヒントがもらえて、ギ酸、ホルマリンに気づけたわけで、結果的にユキコさんの犯人に結びついたわけで、実は六郎がアンナチュラルというドラマの展開の鍵を握ってたっていう、六郎はいじられ担当でも、パシリでも何でもなく、実はすごい重要な役どころだったっていうまた鳥肌レベルの伏線があって、本当になんてドラマなんでしょうか。

 

何個か前の感想で、六郎は記事書くのやめればいいのに、とか、六郎の展開を入れることで結果的にミステリー要素が薄まるんじゃないかとか、色々書いた自分が恥ずかしい。
六郎の裏切りがアンナチュラルにとってこんなに大事など真ん中にあったとは。
反省。

 

来週の金曜は早くきて欲しいようなずっと来ないで欲しいようなそんな気持ち。