星と野の源の話をしよう

くだらないの中にある愛を探しながら

星野源「アイデア」を勝手に語る

 アイデア

 

アイデア

 

 4月、アイデアを初めて聴いた時、星野源ってやっぱりすごいなと思った。

 

おはよう 世の中

 

この人は、有機物も無機物も関係なくすべてのものに平等な人だと思った。

 

星野源のそういうところが好きだなと思った。

 

半分、青い。が始まった時から、2番はどんな歌詞だろうって想像して、ずっと楽しみにしてた。

 

おはよう 真夜中

 

そう来たか!と思ったけど、すぐに気づいた。

そうだった、この人は、夜が好きな人だった。夜を愛する人だった。

 

おはようと真夜中、正反対の言葉かと思いきや真夜中が真夜中になる時、その時は、真夜中にとっては「おはよう」なんだ。

 

おはようは朝だけの言葉じゃなかったのか。

 

世の中の常識?あたりまえ?思い込み?をひっくり返した。

やっぱり星野源はすごい。

 

1番はすごく爽やかで朝ドラにぴったりで、みんなが自分の味方で背中を押してくれるような。

 

2番に入った途端に色気を出してくる。真夜中にぴったりになる。独りのようで、でも優しく抱きしめてくれるような。

 

全然違うけどどっちも優しい。

1番から2番へ違和感なくそれをやってのけてしまう。

 

朝ドラの主題歌で、当分は1番しか流れないとわかってたから、狙ってたんだろうなと思う。憎い。まんまとやられた。

 

数ヶ月1番だけを聞かされ続けた私たちは、きっと2番もこんな感じの雰囲気で行くのだろうと刷り込まれてた。

 

それをいい意味で裏切ってきた。

 

1番をあれだけ聞かせておいて、アイデアってこういう曲って思わせておいて、2番に入った途端に真夜中。

 

 1番の明るさとか爽やかさとか全然残ってない。

全然引きずってない。

すごく自然に真夜中にいる。同じ曲なのに。

 

落差がすごい。この落差が星野源のすごさ。

 

1日の始まりを明るくしてくれる1番、2番はシックでクールで大人の雰囲気、星野源人間性をそのまま表したような、そんな曲だと思った。こんな曲、星野源にしか作れない。

 

MVは、Yellow Dancer、恋、Family Songドラえもん、そしてアイデア

今までの星野源の歩み。まさに星野源Continuesを表していて。

 

恋、Family Songドラえもん、そのどのPVを取っても完全な、完成された世界観があった。

 

それがとても美しかったのだけど、

 

でも今回は今までの世界観を壊して、その外側、いわば、本当の世界をさらけ出すっていう逆説的な世界観。またまた憎い。

 

新しい白と赤のストライプは何を表しているんだろう。ストレートに紅白、、かな?

 

それにしても振り付けを三浦大知に依頼できてしまう星野源がすごい。

 

星野源の周りには人が集まる、人を惹きつける、それが星野源

 

そしてさすが三浦大知、振り付けがめちゃくちゃかっこいい。

 

静と動のキレがすごい。まさに三浦大知らしさの溢れた振り付け。

 

ちょっとまだMUSICA読めてないので、今夜にでも読みたいと思います。

 

(ちなみに、MVで源さんがセグウェイ乗ったシーンは、ただただ源さんがセグウェイに乗りたかっただけだと思ってる。)